はじめての幼児教育ガイド

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公文式教育

Kumon Method / 日本発

公文式教育のイラスト

公文式教育とは

公文式(くもん)は、1958年に数学教師・公文公が我が子のために自ら教材を作ったことに始まる日本発の教育メソッドです。 「自学自習でちょうどの学習を積み重ねる」ことで、どんな子でも基礎学力を確実に育てられるという考えが根幹にあります。

現在は世界60カ国以上に展開し、算数・数学・国語・英語を中心に幼児から中学生まで幅広く対応しています。 「先取り学習」ができることでも知られ、小学校入学前に小学校の内容を学び終える子どもも少なくありません。

公文式の5つの特徴

自学自習のスタイル

先生が教えるのではなく、子ども自身がプリントに取り組む。学ぶ力そのものを育てる

スモールステップの積み上げ

教材は非常に細かい段階に分かれており、つまずきなく先へ進める設計になっている

「ちょうどの学習」

難しすぎず、簡単すぎない。その子にとってちょうどいい難易度を常に維持する

毎日のプリント学習

1日数枚のプリントを毎日繰り返すことで、学習習慣と基礎力を同時に定着させる

先取り学習

学年の壁を設けず、理解できれば先の内容へ進める。自信と余裕を生む

七田式との違い

公文式と七田式はどちらも早期から始められる日本発の教育法ですが、インプットのアプローチが大きく異なります。

公文式 七田式
インプット方法反復・定着型(プリント)大量・高速型(フラッシュカード)
重視する力基礎学力・学習習慣記憶力・直感力・右脳
進め方ゆっくりスモールステップ大量一括インプット
科学的根拠反復学習として広く支持右脳開発は研究者間で見解が分かれる

こんな場面に心当たりはありませんか?

年少のアカリちゃんは、お姉ちゃんの真似をして「お手紙を書きたい!」と鉛筆を握りますが、まだ筆圧が弱くてうまく書けません。公文式にはこうした子のために「ズンズン」という運筆教材があります。直線や曲線をなぞることで手指の力を鍛え、文字を書く前の土台づくりをするのです。書きたい気持ちが芽生えた「今」が始めどきです。

年中のタクミくんは、お風呂で「3たす2は?」と聞くと嬉しそうに「5!」と答えます。自分から足し算をやりたがるこの意欲こそ、公文式が大切にする「ちょうどの学習」のタイミング。難しすぎず簡単すぎない、ほんの少し背伸びした問題に取り組むことで、学ぶ楽しさが持続します。

小学1年生のリョウくんは、すでに3年生の算数を解いています。周りの友達より先に進んでいることが自信になり、学校の授業では余裕を持って手を挙げられるようになりました。これが公文式の先取り学習の実例です。国内14,000以上の教室やKUMON Connectのタブレット教材を通じて、こうした先取りが可能になっています。

メリットとデメリット

メリット

  • 基礎学力が着実・確実に身につく
  • 先取り学習で学校の授業に余裕が生まれる
  • 毎日の学習習慣が自然と定着する
  • 世界60カ国で実績がある信頼性の高さ

気をつけたい点

  • 応用力・思考力は別途補う必要がある場合も
  • プリント反復が単調に感じる子もいる
  • 教室への送り迎えが週2回必要
  • 教科の枠を超えた創造的な学びは少ない

家庭で取り入れるには

公文式の強みは「継続すること」にあります。毎日少しずつ取り組む習慣を、まず家庭で作ることが大切です。 市販の公文式ドリルや通信教材を使って、「今日もできた」という達成感を積み重ねていくところから始めてみましょう。 反復・定着を重視するタブレット教材や紙のワークブックとの相性も良好です。

家庭で今日からできること

毎日決まった時間に5分のワーク

朝食後や夕食前など、毎日同じ時間帯にワークを1〜2枚やる習慣をつけましょう。最初は5分で十分。「やる時間」が決まっていると子どもも心の準備ができ、抵抗なく取り組めるようになります。

数を数える遊びを日常に

階段を「1、2、3…」と数えながら上がる、おやつのビスケットを「何枚ある?」と数える、お風呂で100まで数えるなど。遊びの中で数に触れる経験が、算数の土台を自然につくります。

ひらがなカルタで文字に親しむ

市販のひらがなカルタを使って、遊びながら文字を覚えましょう。読み上げて取るだけの簡単なルールなので2〜3歳から始められます。「読む」の前段階として、文字の形に慣れることが目的です。

迷路や点つなぎで運筆力UP

100均や書店で手に入る迷路・点つなぎのワークブックを用意しましょう。鉛筆を持って線を引く練習は、公文式の「ズンズン」教材と同じ効果があります。筆圧の弱い子にはクレヨンからスタートしてもOKです。

「できたカレンダー」で達成感を見える化

カレンダーにシールを貼る欄をつくり、ワークが終わったら好きなシールを1枚貼ります。1週間分のシールが並ぶと「こんなに頑張った!」と目に見える形で達成感を得られ、継続のモチベーションになります。