はじめての幼児教育ガイド

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七田式教育

Shichida Method / 日本発

七田式教育のイラスト

七田式教育とは

七田式教育は、日本の教育者・七田眞が提唱した早期教育メソッドです。 「幼児期の脳は右脳が優位であり、この時期に大量のインプットをすることで記憶力・直感力・想像力が飛躍的に伸びる」という考えに基づいています。

フラッシュカードや暗唱、速読などを組み合わせて子どもの脳を刺激し、胎教から始められる点も特徴です。 全国に七田チャイルドアカデミー教室があり、親子で通いながら学ぶスタイルが一般的です。

七田式の6つの特徴

右脳開発

幼児期の右脳優位な状態を活かし、イメージ記憶・直感力・空間認識力を伸ばす

フラッシュカード

絵・文字・数字のカードを高速でめくり、右脳への大量情報インプットを行う

暗唱・速読

詩・百人一首・九九などを繰り返し声に出すことで記憶力と言語能力を育てる

イメージトレーニング

目を閉じて心の中にイメージを描く練習で、想像力・集中力・直感力を磨く

胎教からスタート

お腹の中にいる時期から音楽・語りかけを行い、脳の土台づくりを始める

愛情・肯定のアプローチ

「できた!」という体験の積み重ねと親の肯定的な関わりを重視する

モンテッソーリとの違い

七田式とモンテッソーリは、どちらも幼児期の教育を大切にしますが、根本的なアプローチが大きく異なります。

七田式 モンテッソーリ
アプローチ介入型(大人が主導)見守り型(子ども主導)
重視する力記憶力・直感力・右脳自立・集中力・思考力
教材・手法フラッシュカード・暗唱実物の感覚教具
ペース大量・高速インプット子どものペースに合わせる

こんな場面に心当たりはありませんか?

2歳のユウトくんは、動物図鑑を1回読んだだけなのに、翌日にはページをめくりながら「ぞう!きりん!かば!」と次々に名前を言い当てます。大人が驚くほどの視覚記憶力ですが、七田式教育ではこれを幼児期特有の右脳の力と捉えます。この時期の子どもは写真のように映像で記憶できるため、図鑑やカードで大量のインプットを行うことが効果的とされています。

1歳のヒナちゃんは、音楽が流れると体を左右にゆらゆら揺らし始めます。まだ言葉もおぼつかない年齢ですが、聴覚への刺激に敏感に反応しているのです。七田式教育では、0〜1歳のこの時期から音楽や語りかけを通じて脳に心地よい刺激を与えることが、後の言語発達や感受性の土台になると考えます。

メリットとデメリット

メリット

  • 記憶力・直感力が高まると言われる
  • 胎教から始められ、早期に取り組める
  • 親子で取り組む時間が絆を深める
  • 暗唱・速読など多様なスキルを身につけやすい

気をつけたい点

  • 右脳開発の科学的根拠には研究者間で意見が分かれる
  • 子どもへの負荷が高くなる場合がある
  • 教室費用・教材費が高めになりやすい
  • フラッシュカード中心になると主体的な学びが育ちにくいことも

家庭で取り入れるには

七田式の教室に通わなくても、毎日の読み聞かせ・語りかけ・歌を通じた刺激は家庭で十分に実践できます。 大切なのは「楽しく、無理なく、継続する」こと。子どもが嫌がるサインを見逃さず、親子の笑顔を最優先にしながら取り組むのが長続きのコツです。 通信教材を活用する場合は、親子の対話を大切にするタイプを選ぶとよいでしょう。

家庭で今日からできること

毎日5分の読み聞かせ

寝る前でも朝食後でもいいので、毎日決まったタイミングで絵本を1冊読みましょう。同じ本を繰り返しリクエストされても、そのたびに記憶が定着している証拠。嫌がらずに読んであげてください。

季節の歌を一緒に歌う

「ちょうちょう」「どんぐりころころ」など、季節に合った童謡を親子で歌いましょう。メロディとリズムが聴覚を刺激し、歌詞を覚えることで語彙力も自然と伸びていきます。

図鑑を高速パラパラめくり

動物や乗り物の図鑑を「これは何だ?」と言いながらテンポよくめくっていきます。フラッシュカードを買わなくても、手持ちの図鑑で大量の視覚インプットができます。1日2〜3分で十分です。

寝る前のイメージ遊び

「目を閉じて、大きなケーキを想像してみて。何味?上に何がのってる?」と話しかけます。頭の中に映像を描く練習が、イメージ力と想像力を伸ばします。リラックスした就寝前が最適です。

語りかけの量を意識する

お散歩中に「あ、赤い花が咲いてるね」「トラックが大きいね」と、目に入ったものを言葉にして伝えましょう。1日の語りかけの量が多い家庭ほど、子どもの語彙が豊かになるという調査結果もあります。